ひとりゼミ@A404

高専教員が一人で研究しています

キャリーバッグ

この度の出張のために、初任給で3泊4日用のキャリーバッグを買った。

ブランドはイノベーター。アルミボディでガンメタカラーの、42リットルの製品だ。持ち手の黒い合成皮革が、コバルトブルーの糸でステッチされているのがかっこいい。
内布は千鳥格子になっている。通販サイトの画像で見たときには垢抜けないなと思ったけれど、届いてみると気にならない。むしろ和洋折衷な感じがおしゃれだ。

旅行鞄の販売スペースで働いていた友人に、「3泊4日のバッグを買おうと思うのだけれど、何リットルのを買えばいいかな」と相談したところ、「10リットルの容量が1泊ぶんと考えればいいよ」と教えてもらった。だから、42リットルのものを買った。

荷造りをするときは、いつも念のために1泊分多く衣類を準備する。42リットルもあれば、5泊分の夏服でも多少の余裕を残して入った。
いや、私が荷物の少ないほうだからできたことかもしれない。このキャリーを買うまでは、1泊2日用のキャリーで3泊や4泊していたような人間だ。

冬の旅行は服を着回せばいいから荷物はむしろ少なくて済む。夏は困る。大学生のころ、夏休みを使って全国を旅行していたときは、夜な夜なホテルのランドリーコーナーで洗濯していた。パンツがなかなか乾かなくて困った思い出がある。

先代の1泊2日用キャリーは、現在、授業で使うプリントや教科書を入れて高専で使っている。いちいち持ち帰るのが面倒なので、4月以来研究室に置きっぱなしになっている。
こちらは、大学院時代に、はじめて獲得した研究費(の、生活費部分)で買った。奮発して相場の2倍くらいの値段のものを買ったから、実は今回買ったキャリーよりも5000円くらい高い。

正直、イノベーターは、操縦性で先代に劣る。
デザインも、もうすこし使いやすくなればいいのにと思う点がすでに何点かある。でも、気に入っている。私が慣れればいいだけの話だと思う。

長く付き合えるといいな。
「初任給で買った」という思い出とともに、いろいろな場所を旅しましょう。